『金属の溶解性』
3rd
さて。今、キミが攻略中のテーマである
『金属の溶解性』
このエリアで【満点を取るために必要なコト】は2つだ。再確認しておこう。
その2つとは、
★満点に必要なコト①【 “境界線” を完全に、覚える】
★満点に必要なコト②【 “例外” を完全に、覚える】
だったね。
そして、キミは今、
★満点に必要なコト①【 “境界線” を完全に、覚える】
既に、ここをクリアしている。
つまり、残すところ、
★満点に必要なコト②【 “例外” を完全に、覚える】
あと1歩だ。
ここでいう【例外】とは、
【溶けそうで、溶けないヤツら】
のことだ。
具体的には、
【例外①】「えっ、アイツ、濃硝酸 (酸化力のある酸) に溶けないの!? 意外っ 」とか、
【例外②】「えっ、コイツ、塩酸や希硫酸 (フツーの酸) に溶けるハズじゃね? おかしいなー」とか、
そういう【意外性のあるヤツたち】が、いるんだね。
(どこかで習ったコトがある人は、「アイツ」や「コイツ」がダレか? 言えるかい? そう言われると、ドキッとするよね. でも、この『ドキッ』とセンサーを、ふだんから敏感にしておくことは、大切なこと. 「説明を読んでいく」だけだと、うんうん、「知ってる知ってる~」「なるほどね~」ってなるからね.)
【例外①】に該当するのが、
【不動態】
☆『超有名』. 入試でも圧倒的によく出題される.
【例外②】に該当するのが、
【難溶性の塩】(=沈殿のコト) ※そう. あの沈殿だ. 『無機化学』のはじめに出逢ったヤツだね.
☆ コッチのほうは、少し地味だね. 「え?不動態となんかチガウの?」という人も多いだろう.
【例外】は、以上の2つだ。
1つずつ、みていこうか。
まず、
【例外①】 不動態
は、
アルミニウム (Al) は『熱濃硫酸や濃硝酸』などの『酸化力のある酸』に、溶けそうなのに、なぜか溶けない
(【イオン化列の位置】的には、アルミニウム (Al) って、かなり弱めのヤツだし、カンタンに溶けそうだよね?)
というようなパターンだ。
(アルミニウム以外にも、鉄 (Fe) や ニッケル (Ni) など、何人か、いるぞ.)
マスターした【表】で、みてみようか。

こんなカンジだ。
これは、
【ひっかけ問題】(共通テスト [旧:センター試験] などの正誤問題)
にうってつけの題材なので、メチャクチャよく出題される。
「アルミに、濃硝酸? そりゃ溶けるっしょ!〇に決まってらぁ!」
「ぶぶー!✕です」
「なにーーー!?」「そういや、【不動態】やったぁぁ、、、」
と、よくなるのが、受験の風物詩。
「弱めのヤツ (Al や Fe) 」に、『強い、酸化力のある酸』(熱濃流酸 H2SO4 や濃硝酸 HNO3 ) を使っている文章をみたら . . ⇒ 要注意だ.
※『酸化力のある酸』って、ふつーは【Cu や Ag】を溶かすために使うよね. (こゆ感覚も大切)
《溶けそうで、溶けない理由》は、単純。
「弱めのヤツ (Al や Fe) 」に、『酸化力のある酸』(強すぎる液体) をかけてしまうと、“表面が一瞬で酸化”されてしまう。そのとき生じた “酸化被膜” が表面を覆う (コーティング) してしまうために、それ以上、反応が進行しなくなる。
※この「反応が進行しなくなった状態」が【不動態】だ. [動かなく(不)なった状態、と覚える.)
⇒ 「不動体」という “漢字間違い” も “受験生あるある” なので、要注意!
以上が、化学的な理由となる。
☆二次試験の記述問題
アルミニウムや鉄に、濃硝酸や熱濃硫酸を加えても、反応は起こらない。その理由を述べよ。
[解答]
表面が、『緻密な』『酸化被膜』で覆われるため。 (緻密:ちみつ)
この表現は、まるまる完全暗記すること。[今すぐ、3回、口ずさむ]
さて。もう1つの例外に、いこう。
もう1つの例外は、
【例外②】 難溶性の塩 (=沈殿のコト)
※そう. あの沈殿だ. 『無機化学』のはじめに出逢ったヤツだね.
だ。
このケースは、『酸化力のある酸』(熱濃流酸 H2SO4 や濃硝酸 HNO3 ) によって生じる【不動態】とはちがって、
「フツーの酸」(塩酸 HCl や 希硫酸 H2SO4) を使ったときに、起こる例外だ。
具体的には、
鉛 (Pb) は「塩酸や希硫酸」などの「フツーの酸」に、溶けそうなのに、なぜか溶けない
(【イオン化列の位置】的には、鉛 (Pb) は、「フツーの酸」に溶けるところにいるね?)
というようなパターンだ。
(ちなみに、このパターンになるのは、「鉛 (Pb)」だけだ.)
マスターした【表】で、みてみようか。

こんなカンジ。
《溶けそうで、溶けない理由》は、もう、ネタバレしているね。
そう。【難溶性の塩】(=沈殿) ができてしまうから。
Pb (鉛) に「塩酸 HCl」を加えると【PbCl2】が生じる。(表面が、うっすら PbCl2 になってしまう.)
⇒ ちなみにゴロは《 ♪ 現(Ag) ナマ(Pb) に 苦労[Cl–] する 》
同様に、
Pb (鉛) に「希硫酸 H2SO4」を加えると【PbSO4】が生じる。(表面が、うっすら PbSO4 になってしまう.)
⇒ ちなみにゴロは《 ♪ バ(Ba) カ(Ca) な(Pb) りゅーさん[SO42-] 》
この【PbCl2】や【PbSO4】って、【難溶性の塩】(=沈殿) だから、それに覆われてしまうことで、反応が止まってしまうんだ。
そして、この「表面が覆われて、反応が止まってしまう」というイメージが、【不動態】と重なるよね? (だから、みんな、ごっちゃにして混同してしまう.)
化学的な理由は、以上だ。
どうだろう?
この『金属の溶解性』というエリアの中に、
東大や京大、医学部に行くような人にしか、理解できないコトはあったかな?
原理や仕組みが難解すぎて (ムズすぎて)、とてもじゃないけど無茶な知識は、あったかな?
もちろん、そんなものは、1つもなかったね。
しかし、どうだろう?
ここまで、オレがしゃべったコトの中から出題される問題を、
一体、どれだけの受験生が、“入試本番、不意に出題されたとき” に、『カンペキに』得点することができるかな?
実は、それを『できる人』は、日本中でも、ほとんどいないんだ。
そして、そんな程度さえ、もし、キチンとできたならば、
東大。京大。医学部。そういうトコロに、いけるんだ。
この『説明されれば、ダレでもわかるコト』、その程度のことを、
“不意打ちで、聞かれても”
“半年後、問われても”
『安定して』『100% の精度で』得点できるヤツ。
そんな
“地味を、カッコよく、できるヤツ”
に、なってくれ。
そして、その先に、キミのほしいモノが、きっとある。
~ センスが伸びる、お話 ~
【暗記にこそ、センスが、でる】
これ、ポイントだ。
(ここでいうセンスは、“生まれもったモノ” というニュアンスではない. “どこがツボなのか?” をわかる人になれ、ということ. その『ツボ』も、今からしっかり伝えるから、ウマくなろうな.)
今回のテーマ (『金属の溶解性』) であれば、
オレの『ストーリーの組み立て方』を、分析してみてほしい。
【センス①】 『一気にゼンブを、教えない』『段階を踏む (年輪式) 』
【センス②】『テーマがちがうモノは、“分けて” 教える』
今回なら、【例外】(不動態&難溶性の塩) については、はじめは一切触れずに、
“境界線” を覚えることに集中
する段階を、あえて、踏んでもらった。
しかし、
【暗記させるセンス】がない、ヘタクソな指導者は、一気にゼンブを言ってしまう。
こんなカンジで↓
ナンセンスT「いいですかー。塩酸とかね、希硫酸で溶けるのは、水素 (H) より左側ですねー。でもねー、鉛 (Pb) は厄介で、溶けないんですよー。難溶性の塩が生じてしまうんでねー」「そしてここでねー大切なこと、言いまーす。不動態、っていうのがありましてね。これもさっきみたいに、溶けそうで溶けないんですねー。緻密な酸化被膜に覆われてしまうんですねー (アレコレ) 」
こういう授業って、なんかよく見かけるよね?
この授業だと、
“境界線” のハナシ と “例外(溶けそうで溶けないヤツ)” のハナシ が同時で出てきてしまっている
のが、非常に良くないよね。
だから、【暗記させるセンス】も、【暗記をするセンス】も、バッチリ仕上がってるヤツは、ほとんどいない。(だからこそ、そこを磨くと、勝てる.)
こんな「ゼンブ一気にごちゃまぜトーク」を聞いて、次みたいな問題の “不意打ち” に、対応できるハズもない。
不意打ち問題
次の問題の正誤 (〇、✕) を、答えよ。
アルミニウムや鉄や鉛は、希硫酸には溶解するが、濃硝酸には溶解しない。溶解しない理由は、金属表面が緻密な酸化被膜で覆われるためである。これを不動態という。
今の流れなら (記憶がフレッシュな今なら) 、正解を言える人も、少なくないだろう。
答えそのものは、「✕」だ。
しかし、多くの受験生は、
「あ! なんか聞いたコトあるやつだ!(不動態だっ)。〇~」
くらいのノリで、失点しまう。
(【聞いたコトあるやつ、〇しがち】現象、という.)
この問題には、「いろんな視点のツッコミドコロ」があるんだけど、
シンプルに指摘すると、
【例外①】 不動態
【例外②】 難溶性の塩 (=沈殿)
が、ごっちゃになった文章になっているね。
(鉛は希硫酸にはそもそも溶けないし、その理由も、不動態ではないし、とりあえず、変な文章だ.)
そして、こんなタイプの、
“似た場面で出てくる【2つのモノ】”
を
明確に、強くイシキして、区別
してアタマに入れることが、【暗記のセンス】として、非常に重要なポイントとなる。
そして、こんな風に “2つあるもの” は、非常に “ひっかけ問題” にしやすいんだ。
(だから、よく問題に出る)
この “ひっかけ方” のパターンを、オレは、
★【2ひっかけ】
って、呼んでる。(JOE先生用語ね. jocabularyってやつ.)
こう、【呼び方】をジブンでつくるだけで、グッとイシキが変わって、
『暗記センスのツボ』
を、ドンドン押さえられるようになっていくんだ。
【不動態】と【難溶性の塩】
【酸化剤】と【還元剤】
【親水コロイド】と【疎水コロイド】
【凝析】と【塩析】
【強酸】と【弱酸】
… etc
(まだ習ってない、聞いたコトがない word があっても、気にしなくてOK.)
こういう word がでてきたときは、
【2ひっかけ】なんじゃね?
という、『警戒心ビンビンモード』で、問題文を疑いまくって読む必要がある。
『疑えた時点で、ほぼ、勝ち』だからね。
そして、そこへの対策としては、
“ドコ”
に着眼して、その【2ひっかけ】に、ひっかからないようにするか?
の事前準備
が、肝 (キモ) になる。
オレは、こんな風にやってる。
それを紹介しよう。
【不動態】と【難溶性の塩】
のケースなら、こうだ。
“アルミニウム” “鉄” なら ⇒ 【不動態】のハナシ
“鉛” なら ⇒ 【難溶性の塩】(=沈殿) のハナシ
“酸化力のある酸” なら ⇒ 【不動態】のハナシ
“フツーの酸” なら ⇒ 【難溶性の塩】(=沈殿) のハナシ
“熱濃硫酸 H2SO4” “濃硝酸 HNO3” なら ⇒ 【不動態】のハナシ
“塩酸 HCl” “希硫酸 H2SO4” なら ⇒ 【難溶性の塩】(=沈殿) のハナシ
こういう、
“ドコ”
に着眼した【暗記】でなければ、『精度100%』での得点は、できない。
たまたま、正解できた。
ちょうど勉強したての時期だから、解けた。
という程度の、精度になる。
さらに言えば、ここまでの準備を、できるようになってほしい。
次をみてみ。
“熱濃硫酸 H2SO4” (=酸化力のある酸) なら ⇒ 【不動態】のハナシ
“希硫酸 H2SO4” (=フツーの酸) なら ⇒ 【難溶性の塩】(=沈殿) のハナシ
ここまで、
“ドコ”
にイシキを向けた暗記を、ふだんから、やれるようになるんだ。
もう一度、さっきの問題を、みてみよう。
『視えかた (みえかた)』が変わっているかもしれないね。
不意打ち問題
次の問題の正誤 (〇、✕) を、答えよ。
アルミニウムや鉄や鉛は、希硫酸には溶解するが、濃硝酸には溶解しない。溶解しない理由は、金属表面が緻密な酸化被膜で覆われるためである。これを不動態という。
どうだい?
“ドコ”
に着眼するか? が、さっきよりも、明確になったカンジ、しないかい?
アルミニウムや鉄や鉛は、希硫酸 (=フツーの酸) には溶解するが [ ⇒ 鉛は【難溶性の塩】で溶けないので✕]、濃硝酸には溶解しない [ ⇒ Al と Fe は【不動態】で溶けないから、そこは〇]。溶解しない理由は、金属表面が緻密な酸化被膜で覆われるためである。これを不動態という。[ ⇒ 【不動態】と言えるのは、Al や Fe だけで、Pb は【難溶性の塩】だから、ハナシがごっちゃになってるな. とりあえず、オカシイ文章だよな.]
こういう “読み方” ができるような【暗記】をしよう。
“ドコ” に着眼した、センスある暗記
を。
~ おわりに ~
いろんなハナシを、【無機化学】の授業に織り交ぜつつ、進めてきたね。
その『織り交ぜたモノ』の部分に、すべてを変える『秘訣』があるんだ。
ここまで、たどり着いたキミならもう、何となく、わかってきたんじゃないかな。
提案なんだけど。
今ここで、ひとつ、やってみてほしいコトがある。
今やってきた、『金属の溶解性』。
もし、このエリアを『学校』や『どこかの塾』『詳しい参考書』とか、何でもイイから、触れたコトがあるキミは、
そのプリントや、ページを開いて、一度、見比べてほしい。
多くの場合、そこには、
【いろいろなコト (情報) が、くわしく、モリモリに、詰め込まれすぎている】
可能性が、高い。
例えば、


これは、受験界隈で有名な、「とある参考書」の一部だ。
(有名だし、見たコトあったり、使っている人もいるだろう.)
コレをみて、今のキミなら、どう思う?
「めっちゃくわしく載ってるじゃん!コレやったらゼッタイかしこくなるやん!」
とは、ならないね?
「やったら」かしこくなるかもしれない。
でも、
『やれたら』だよね。
(こういうタイプの本には、「膨大な知識」はいくらでも載っているんだけど、肝心の『その膨大な知識を、どう、こなせばいいか?』については、ひと言も、書かれていないね.)
(これは、先生や塾講師も同じで、「膨大な課題」は要求してきたりするけれど、『その量の海の “ウマい泳ぎ方” 』については、あまり、教えてはくれないね.)
(だから、彼らは、「化学」については詳しかったり、「数学のプロ」「英語のプロ」かもしれないけれど、【暗記のプロ】【勝ち方のプロ】では、決してないんだね.)
この参考書は、あくまでも「一例」に過ぎなくて、
「この参考書が、良いか? わるいか?」を議論しているワケじゃあ、ない。
これを気に入って、使えている人は、それなりの効果がきっとあるだろうし、
そもそも既に、化学が得意な人が多いだろう。
この実例を出したのは、
『医学部にいくなら、コレが必要だよ.』だとか、
『学年1位のアイツ、あの本で勉強してるらしいぜ?』
という “ウワサ” がたつ教材は、えてして、
【多くの人にとって「詳しすぎる本」】
【まだ、そのレベルの手前にいる人にまで、「やっとかなアカン感」を強要するもの】
であることが、ほとんどだから。
その波に、飲み込まれては、いけない。
飲み込まれた分だけ、
大切な勉強の時間、そして、自信を吸い取られる。
キミにとって、踏むべきステップを、しっかりと踏んでいくのが、大切。
でも、それは、多くの受験生にとって、とても難しいことのようだね。
(『ヨコとの比較』が気になる年代だし、『まだニガテ意識が強い段階』だと「なにやらムズいこと」が必要な気がしてしまうもんね.)
いいかい?
まずは、これでいいんだ。

とりあえず、“境界線” だけを、キッチリと引けるようになれれば、十分だ。
(実際にコレだけで、『金属の溶解性』の大半の問題が解ける.)
つまり、
【大きな全体像】
を、まずはつくる。(このとき、細かいハナシは抜き!)
(これが【★年輪式】の『第1層』になる.)
東大志望であれ、京大志望であれ、医学部志望であれ、もっと標準的な大学を目指す者であれ、みんな、このステップから。そしてコレは、全員が、必要なステップだ。
そして、それができるようになったならば、そのあとに、

こうやって、
【細かいハナシ】
を、肉づけしていくイメージだ。
(これが【★年輪式】の『第2層』『第3層』. . . になってゆく.)
いつも勉強は、この【手順 (ステップ)】を、イシキしてみよう。
きっと、『マスターできないものなど、ないコト』が、だんだん、わかってくる。
【多くを教えすぎることは、何も教えていないことに、等しい】(指導者が知るべき言葉)
【多くをやろうとしすぎることは、何もやれていないことに、等しい】(学習者が知るべき言葉)
オレは、『指導者』としても、『学習者』としても、この考えを、すごく大切にしている。
じゃあ。さいごにラストプレゼントだ。
☆プレゼント問題
次の問題の正誤 (〇、✕) を、答えよ。
アルミニウムや鉄は、希硫酸にも、水酸化ナトリウム水溶液にも溶ける。
[思考回路]
「えーと。ん、、? 希硫酸 (=フツーの酸) には溶けるよな、、?」
「でも、水酸化ナトリウム水溶液って、あったっけなー」
そう。その感覚が、めっちゃ大事。
あの【表】にでてくる “液体” は、キホン的には “酸” ばかり、だった気がしないかい?
「塩酸、希硫酸」「酸化力のある酸」「王水 (3硝酸&1塩酸)」
ほら。“酸” ばかり だね。
大きな感覚としては、
【金属は “酸” に溶けるモノ】
という視点は、すごく大切だ。
なら、
【金属に “塩基” をかけたら、どうなる??】
答えは、
「キホン的には、溶けない」。
しかし、
『両性元素だけは、酸にも、塩基にも、溶ける』。
ゴロは、
♪【 ああすんなり 酸にも 塩基にも とける 両性元素 】
だ。(コレも、超有名.)
あ あ すん なり (Al Zn Sn Pb)
彼ら4人は、『両性元素』とよばれる。
“酸” にも、“塩基”にも、両方に溶ける性質があるからだ。
通常、このハナシは、この『金属の溶解性』のエリアでは、でてこない。
しかし、
【 溶ける? 溶けない? 】というテーマ
だと視れるワケだし、
このハナシも、組み込んじゃえばイイ。
結果、オレの頭の中は、こんな感じになってる。

塾にいかなかったオレが、
自然と身につけてきた『学び方』の特徴の一つが、
こうだ。
『金属の溶解性』って、こういう表が、ふつーだよねー
という基準が、そもそも、ない。
逆に、そういうモノが、変にあると、
「固定観念」がジャマをして、
今やったような【ナイスなオリジナリティ】が生まれにくい気がしない?
「ふつー」は、どうか?
よりも
『こうしたほうが、イイカンジじゃね?』を、大切にしていこう。
☆プレゼント問題 [解答]
次の問題の正誤 (〇、✕) を、答えよ。
アルミニウムや鉄は、希硫酸にも、水酸化ナトリウム水溶液にも溶ける。
[解答]
もちろん、✕
[解説]
「アルミニウム (Al)」は【♪ あ(Al) あ(Zn) すん(Sn) なり(Pb) 】より、『両性元素』であるから、希硫酸 [=酸] にも、水酸化ナトリウム水溶液 [=塩基] にも、すんなり溶ける。
一方、
「鉄 (Fe)」は『両性元素』ではないので、希硫酸 [=酸] には溶けるが、水酸化ナトリウム水溶液 [=塩基] には、溶けない。
【Good done!】